どのような機種なのか?
フラクセル2がバージョンアップして
フラクセル3になりました。
2010年4月頃の登場です。
フラクセル3の基本情報
メーカー:ソルタ・メディカル社
機種名:フラクセルリストアデュアル
照射:エルビウムグラスファイバーレーザー
波長:1550nm
照射:ツリウムグラスファイバーレーザー
波長:1927nm
1927nmのレーザーが追加された点が
最大の特徴になっています。
1927nmレーザーの特徴
1927nmレーザーは
1550nmレーザーよりも水分に反応するため
1550nmレーザーよりも浅い位置にとどまる。
フラクセル3の効果:にきび跡
1550nmレーザーについては
フラクセル2からの流れで
どの程度のものなのか想像ができます。
問題はフラクセル3となり新たに
1927nmのレーザーが加わった点です。
いつものように勝手な想像ですが
1550nmレーザーより水分に反応するなら
よりアクティブに削れるわけだし
しかも浅い部分に届くとなれば
ブリッジセラピーにおけるトータルFXや
パール+パールフラクショナルと
同じようなことを狙っているのかもしれません。
そうであれば納得できます。
ただ、ブリッジセラピーや
パール+パールフラクショナルの効果に比べて
ニキビ跡治療で、どれだけ優位があるかは不明です。
皮膚を削るという能力については
CO2レーザーやエルビウムヤグレーザーの方が
上だと思うので
そこまでハードに治療したくない人用に
需要が増えていくかもしれません。
フラクセル3の効果:しみ
フラクセルはニキビ跡治療で有名ですが
もともとは肌の入れ替えとして登場していて
治療を複数回受けることでシミも薄くなっていくと
説明されていたと思います。
ただ、シミが取れたとしても
それは浅いシミだけであり
しかも、光照射で簡単に取れる時代に
わざわざフラクセルを数回して
取ろうというのは面倒であり
お金もかかりすぎます。
そこでフラクセル2までは
シミ治療としては需要は少なかったといえます。
このような状況のもと1927nmのレーザーが加わり
どのように変わったのか?
結論としては
シミ除去能力がアップしたと言われています。
ただ、どのような理論で取れているのかが
よく分かりません。
1927nmレーザーは
メラニン色素の多く存在する皮膚の層に届くからと
一般に説明されていますが
届くと何故シミ除去に有効なのかが
よくわかりません。
メラニン吸収の問題ではなさそうなので
剥きやすくなるということでしょうか?
とりあえずは
入れ替える質が向上したと考えておきます。
(また、追加修正します)
フラクセル3の効果:肝斑
フラクセル3となり
肝斑にも効果が出せるのではないかという
意見もあります。
どのような理由なのか不明ですが
今後の情報に注目しておきましょう。
フラクセル3の効果:その他
フラクショナル照射全般にいえますが
肌の入れ替えを行うことで
皮脂が減少し毛穴がしまることがあります。
効果は一時的ですが
脂性の人は繰り返すことで
皮脂が少ない状態を保つことも可能です。
今後の流れ
まず、ニキビ跡治療に関しては
最近は受診者側の知識も増えてきており
フラクセル2よりも良くなったというだけでは
人気を集めるのは難しいと思います。
もしアピールするのであれば
アブレイティブでありながら
ダウンタイムが短くてすむとかでしょうか。
肌メンテナンスに関しては
面白いと思いますが料金が高すぎですね。
顔全体で5万を切れば「あり」だと思います。
(なかなか下がりませんね)
全国のフラクセル3関連情報
ニキビ跡治療関連の掲載最安値(通常料金)
フラクショナルCO2レーザー 部分:5500円、全顔:1万2100円(税込)
エルビウムヤグレーザーの掲載最安値
エルビウムヤグフラクショナルは、CO2フラクショナルレーザーよりもダウンタイムが短くなります。 この中では、キング・オブ・レーザーと呼ばれているサイトン社のヘイローとプロフラクショナルが高性能で有名です。 なお、パールフラクショナルは、2790nmなのでエルビウムヤグではないですが、ここで扱います。
その他フラクショナルレーザーの掲載最安値
この中なら、フラクセル3が高性能でおすすめです。あと、スターラックス1540xDレンズもおすすめです。