どのような機種なのか?

フォトナ社QXは、
普及は少ないものの
元祖ハイパワー機種といえるもので
様々な場面で使えます。

フォトナQX-MAXの基本情報

【メーカー】
フォトナ社(スロベニア)

【機種名】
フォトナ QX MAX

【波長】
1064nmと532nmだけでなく
585nmと650nmも可能。

【パルス幅】
Qスイッチ。

【ビームプロファイル】
ガウシアンとトップハット。

関連:フォトナQXもある

波長が1064nmと532nmのみの
フォトナQXもあります。

その上位機種が
フォトナQX-MAXとなります。

刺青除去

刺青除去においては
ハイパワーであることが要求されます。

フォトナは、Qスイッチ1064nmで
最大1600mj出せます。
元祖ハイパワーヤグレーザーです。

なお今では、トライビームプレミアムも
同様に最大1600mj出せます。

あと、使用できる波長ですが
通常のヤグレーザーでは
1064nmと、その半波長の532nmだけですが
フォトナはハイパワーなので
さらに波長変換した585nmと650nmが使えます。
これにより、カラー刺青への対応策が増えます。

なお、今ではメドライトC6の上位機種の
レブライトSIでも585nmと650nmが使えます。
(2013年末に日本登場です)
ちなみに、トライビームプレミアムでは
585nmと650nmは使えません。

肝斑治療

元々は、刺青除去を主目的と
考えていたであろう機種ですが
肝斑治療においても
非常に優れた性能が分かってきました。

まず、どの高さから照射しても
照射密度の差が少ない点です。
(焦点自動調整に優れる)

これにばらつきがあると
術者のハンドピースの動かし方で
結果が違ってきてしまいます。

肝斑治療で重要な要素と機種評価

1:安定した照射密度
2:きれいなトップハット
3:照射径
4:具体的パルス幅

フォトナは
1は、安定してるテスト結果があるので◎
2は、特に問題なし
3は、8ミリ(大きい)
4は、5ns~と短め

照射密度が安定しているので
安全な肝斑トーニングができる点
優れています。

また、照射径8ミリが特徴です。
メドライトC6などは6ミリですが
8リミ径は珍しいと思います。

明確な結論は出ていませんが
照射径が大きい方が
トーニングでは有利ではないかと思われます。

しみ治療

しみ治療・アザ治療(黒青系)としても当然使えます。

ハイパワーが要求される場面では
大きく活躍する機種でしょう。

肝斑治療関連

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