デュアック配合ゲルまとめ
ニキビ治療の新薬として
デュアック配合ゲルが
保険適用となりました。
(2015年7月から処方可能)
今後、利用者が増えそうなので
デュアック配合ゲルについてまとめておきます。
デュアック配合ゲルと同じ成分の
ベピオゲルについては以下を見てください。
製品名や成分情報
発売は、グラクソ・スミスクライン。
名称は、デュアック配合ゲル。
成分1:過酸化ベンゾイル3.0%
(1g中に過酸化ベンゾイルが30mg)
成分2:クリンダマイシン1.0%。
(1g中にクリンダマイシンが10mg)
クリンダマイシンについては
昔から保険のニキビ治療で
使われているので、成分では
過酸化ベンゾイルが重要となります。
過酸化ベンゾイルについて
2015年4月よりベピオゲルで
過酸化ベンゾイルが
保険で使えるようになりました。
そして、2015年夏に
デュアック配合ゲルで
過酸化ベンゾイルが
保険で使えるようになりました。
つまり、同時期に2つの薬で
過酸化ベンゾイルが
保険適応となったということです。
デュアック配合ゲル解説のポイント
上記で分かるように、ポイントは
先行して保険適応となった
ベピオゲルとの効果の比較です。
効果が同じであれば
先行しているベピオゲルが
有利となります。
以下、両者でどのような違いがありそうか
まとめておきます。
なお、過酸化ベンゾイル自体の
効果・副作用については
ベピオゲルの解説ページを見て下さい。
過酸化ベンゾイルの濃度
ベピオゲルは、2.5%。
デュアック配合ゲルは、3%。
ここは素直に考えると
濃度が高いデュアック配合ゲルの方が
効きはいいけど、副作用も強まりそう
となります。
まあ、それほど大きな差には
なりそうもないですけど。
次の点の方が大切。
クリンダマイシンの有無
これが評価が大きく分かれそうな点です。
良く考えるならば
過酸化ベンゾイル+クリンダマイシンで
2種類使えるんだから
相乗効果もあるんじゃないのと。
悪く考えるならば
過酸化ベンゾイルのメリットは
耐性が起こりにくい点なのだから
なんで耐性が起こりうる
クリンダマイシンを入れるんだよと。
どちらのメリットが大きいかは
何年か経過しないと分からないので
結果を待つしかないですね。
数年後に皮膚科の先生が
どちらの処方を選ぶのか
その割合に注目です。
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