ピコフラクショナルとは

ピコフラクショナルは、
ピコ秒レーザーを使用した
フラクショナル治療の総称です。

現在、各メーカーから
ピコ秒レーザーが発売されています。

そのピコ秒レーザーで
フラクショナル機能が付いていれば
ピコフラクショナルは可能です。

ピコフラクショナルが可能な機種

現時点で使用が確認されている機種を紹介しておきます。

【注意!】
ピコフラクショナル可能機種でも
オプション使用の場合や
バージョンが違う場合には
そのクリニックがそれを導入していなければ
ピコフラクショナルは出来ないので注意してください。

ピコシュア(FOCUS)

まずは最初に登場した
サイノシュアー社のピコシュア。

これは、FOCUSというレンズを使用します。
FOCUS Lens Array(フォーカスレンズアレイ)とか
FOCUS照射とか書いてあれば
ピコフラクショナルのことだと考えておけば大丈夫です。

使用する波長は、755nm。
アレキの波長です。

後述しますが、このFOCUS照射は
ニキビ跡でFDA承認があります。

エンライトン(MLA)

キュテラ社のエンライトンは
いつの間にかエンライトン3に
バージョンアップしていましたが

エンライトン3では
ピコフラクショナルが可能です。
エンライトン3以前の機種は不明です。

公式ページでは確認できませんでしたが
導入しているクリニックでは
マイクロレンズアレイ(MLA)と
記述しているところもあります。

使用する波長は、1064nm。
Nヤグの波長です。

ピコウェイ(Resolve)

シネロン・キャンデラ社のピコウェイも
ピコフラクショナルが可能です。

Resolve のハンドピースを使います。

使用する波長は、1064nmと532nm。
Nヤグの波長です。

ディスカバリーピコ

QUANTA社のディスカバリーピコも
ピコフラクショナルが可能です。

名称は特になさそうです。

使用する波長は、1064nm。
Nヤグの波長です。

ピコフラクショナルの効果

効果が出そうなものは以下になります。

・ニキビ跡
・シミやクスミ(美肌)
・小じわ

ニキビ跡について

前述したように
ピコシュアによるFOCUS照射は
ニキビ跡についてFDA承認を取っています。

しかし、実際の効果は
微妙ではないかと思います。
ニキビ跡にもいろいろなタイプがあり
簡単に効果ありとするのは問題です。

これまでのフラクショナル治療は
波長が10600nm、2940nmなら
アブレイティブ(蒸散)として

波長が1550nm、1540nm等なら
ノンアブレイティブとして

皮膚の深い部分を狙った波長となっています。

これに対して、ピコフラクショナルは
波長が532nm、755nm、1064nmで
これはシミ治療で使われており
皮膚の浅い部分を狙った波長となっています。

ここから導き出される予想は
深いニキビ跡には効果は薄く
浅めのニキビ跡なら
それなりの効果が期待できそうとなります。

シミやクスミ(美肌)について

上記で述べたように
532nm、755nm、1064nmの波長は
シミ治療で使われている波長なので
当然、効果は期待できますが
あえてピコフラクショナルを行う必要は無いですね。

ピコレーザーであれば
普通にスポット照射もできるし
ピコトーニングでも可能です。

従来のQスイッチレーザーでも
光照射機器でも治療可能です。

但し、ADMという、やっかいなシミに有効であれば
評価は大きく違ってきますが
まだ、そのような話は聞きません。

小じわについて

症例写真を見る限り
小皺はかなり期待できそうです。

波長で考えると少し深く波長が届く
1064nmが良さそうですが
755nmでも大丈夫そうです。
532nmは微妙かな。

ピコフラクショナル効果まとめ

小じわ+シミ、クスミに有効なので
肌メンテナンスとしては
非常に有効に思われます。

コラーゲン増殖効果と美肌効果が同時に得られます。

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