ゼオミンの解説
2010年にゼオミン情報が日本で出てきました。
そして2011年10月ころより
日本でもゼオミンによる治療が開始されています。
ボトックスビスタとの比較が
ポイントになってきますので
まずは、ボトックスビスタの解説を見てください。
それを前提として
どのような違いがあるか解説しておきます。
目次
ゼオミンの概要
ドイツのメルツ社が製造している
ボツリヌストキシン製品です。
ゼオミンが登場するまでは
アラガン社に大きな動きはなかったのですが
ゼオミンが登場してからは
派手な広告活動が多くなりましたね。
かなり意識しているのではないでしょうか?
たまたま時期が重なっただけかもしれませんが。
とにかくゼオミンの登場によって
ボツリヌストキシン業界は
盛り上がってまいりました。
なぜ、対抗意識があると思うかは
これから説明していきます。
料金について(仕入れ値や施術料金)
日本では、ボトックスビスタよりも
ゼオミンの方が施術料金が高くなっています。
ボトックスビスタとゼオミンの
両方を導入しているクリニックを見ても
ゼオミンの方を高くしているのが一般的です。
現在(2016.10)、市場に出ている
ボツリヌス製品(A型)の中では
最も高級なものになっています。
抗体について(複合タンパク)
複合タンパクが非常に少ないので
(少なくともボトックスよりは少ない)
中和抗体ができる可能性が
非常に低いと言われています。
理論上は、ボトックスビスタよりも
ゼオミンの方が有利となります。
品質管理の方法(冷蔵不要)
ボトックスビスタをはじめ
ほとんどのボツリヌス製品は
生理食塩水で希釈する前は
冷蔵保存が必要です。
管理が悪いと効果が落ちます。
この点、ゼオミンは常温保存が可能なので
温度管理による品質劣化の問題がありません。
この点も、ボトックスビスタよりも
ゼオミンの方が有利となります。
ただ、ボトックスビスタの場合
アラガンジャパンが品質管理してるので
少なくともクリニックに届くまでは
品質劣化の心配はないと考えていてよさそうです。
効果はどうなのか?
一応、メルツ社側としては
ボトックスと変わらないと主張してます。
一方、ゼオミンの方が効果が弱いとの
意見もあるようです。
このあたりの情報は
はっきり言ってよくわかりません。
アラガン社とメルツ社という
巨大製薬メーカーによる争いなので
お互いに飼いならされた
研究者や医師がいてもおかしくありません。
我々消費者としては
結局のところ、結果や満足度で
判断していくしかないでしょう。
効果の拡散について
ゼオミンは
拡散しにくい製品です。
従って、ピンポイント治療には適します。
その他
ゼオミンは、1瓶100単位です。
正確な情報ではないかもしれませんが
ゼオミンで画像検索してたら
ノルウェー発送のゼオミンがありました。
こちらは、50単位と100単位あります。
もしかしたら日本でも
50単位で使えるのかもしれません。
ボツリヌストキシン製品の解説
ボトックスの症例写真を見る
その他、美容注射(しわ、美肌目的)
ヒアルロン酸注射の症例写真を見る