尋常性ざ瘡(ニキビ)

日本皮膚科学会から
ニキビ治療ガイドラインが
公表されています。

以下のページから
確認することが出来ます。

外部リンク:
ニキビ(尋常性ざ瘡)治療ガイドライン

なお、対象は尋常性のニキビで、
集簇性のニキビは対象としていません。

皮膚科医の多数説

現在、ニキビ治療の中心は
皮膚科で行われているので
皮膚科医の多数説である
ニキビ治療ガイドラインは
大いに参考にしていくべきものとなります。

そこで、美容皮膚科ナビでも
各治療の推奨度を確認しながら
コメントしていくことにします。

なお、ニキビ治療ガイドラインを見る際に
いくつか注意点があるので
以下で記述しておきます。

治療目標や治療方針

ニキビ治療ガイドラインでは
総論部分の治療目標や治療方針が
明確になっていません。
(2013年9月確認時点)

アトピー治療ガイドラインと比べると
その違いが分かりやすいと思います。

ニキビ治療は、治療目標・方針が
明確な医師の元で受けることを
おすすめします。

この点は、患者側各自で
確認する必要があります。

ガイドラインの主体

前述のように、このガイドラインは
皮膚科学会の見解です。

皮膚科医の診療スタイルには
保険診療中心のクリニックと
自由診療を積極的に取り入れる
クリニックがあります。

どちらかと言えばですが
皮膚科学会の主流としては
保険診療が中心で
自由診療を少しだけ追加している
ところが多いかなと思います。

つまり、自由診療で行われている
ニキビ治療については
全体を把握しきれていないかなと。

特に、レーザー機器などは
保険診療を中心に行ってきた皮膚科が
導入することは少なく
弱い部分だと見ています。

皮膚科医以外の情報

ニキビ治療は
皮膚科にベースをもつ医師だけで
行われているわけではありません。

形成外科・美容外科はもちろんですが
婦人科・レディースクリニックでも
ニキビ治療が行われています(低用量ピルなど)。

また、今後は、アンチエイジングの一環として
(体全体の体調を整えていく考え)
ニキビ治療が行われていくかもしれません。
そうなると、内科なんかも対象となります。

要するに、ニキビ治療情報については
皮膚科学会の出している情報だけでなく
医学会全体を見る必要があるということです。

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