高周波脱毛
高周波を利用した医療脱毛もあります。
但し、その位置づけは微妙です。
どのようなタイプがあるか?
現時点では(2011年4月)
高周波だけの医療脱毛機種はありません。
(エステ・家庭用はあるみたいです)
医療用であるのは組み合わせ機種で
ダイオードレーザー+高周波と
光+高周波の2種類です。
高周波で脱毛できる理由(一般的に言われる説明)
高周波を毛に向けて照射しても
高周波は毛自体には流れず
毛の周りの再生組織(毛包)に流れます。
これにより毛包がダメージを受けて脱毛となります。
産毛(細い毛)・色黒でも脱毛できる理由
レーザー脱毛の場合は、
メラニン(黒茶色)の反応を利用して脱毛しています。
産毛のような細い毛は、黒くなく反応しにくいので
施術しても脱毛できない場合もあります。
逆に、色黒の人は反応しやすいので
火傷の危険から施術を断る場合もあります。
これに対して高周波脱毛の場合は
メラニンの色の反応を利用して脱毛するわけではないので
高周波を流して毛包にダメージを与えることができれば
細い毛でも色黒の人でも脱毛できるという理屈です。
高周波脱毛の疑問点
高周波美容機器は多くありますが
脱毛効果があったという報告がないこと。
また、高周波単独の脱毛機種が
出てきていないこと(今後出るかもしれませんが)から
高周波の脱毛効果は微妙なのではないかと
考えています。
毛包にダメージを与えられれば脱毛可能という点も
それなら、毛抜きしていても脱毛できることに
なるのではないでしょうか?
美容皮膚科ナビの考え
「ダイオードレーザー+高周波」や
「光+高周波」で脱毛できているのは
ダイオードレーザーや光の効果による部分が
多いのではないでしょうか?
高周波については、レーザーや光の効果を
サポートするものと考えています。
例えば、100の効果を出すときに
ダイオードレーザーで100の力を必要とします。
この時に、高周波も使うことで
ダイオードレーザーの力を70に抑えることができる。
このような補助的な意味での役割はあると思います。
従って、弱い出力で同じ効果を出せるという意味で
より安全であるともいえます。
補足:
このあたりの説明は
どこでも苦労してると思います。
効果を否定するわけでなく
理論的な説明として難しいという話です。
高周波を加えた脱毛の扱い
美容皮膚科ナビでは、
レーザー+高周波については
レーザー脱毛として扱い
光+高周波については
光脱毛として扱うこととします。
従って、コメットやEマックスDSLなどは
レーザー脱毛の解説を見ていただき
フォトRFやEライトDSなどは
光脱毛の解説を見ていただきたいと思います。
次 5-2.
高周波を加えた脱毛機器一覧
レーザー脱毛解説一覧
2-1.レーザー脱毛のパルス幅と波長
2-2.レーザー脱毛の仕組み
3-2.ダイオードレーザー脱毛機種一覧
3-3.Ndヤグレーザー脱毛機種一覧
4-1.光脱毛のパルス幅と波長
4-2.光脱毛機器一覧
5-1.高周波脱毛の位置づけ
5-2.高周波を加えた脱毛機器一覧
6-1.永久脱毛の意味
6-3.色黒肌・黒い色素沈着部分の脱毛
6-4.VIO(ハイジニーナ)脱毛
7-2.脱毛と医師法違反について
7-3.医療脱毛の今後
レーザー脱毛関連情報
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