眼瞼下垂の定義
眼瞼下垂とは
上マブタが垂れ下がった状態のことをいいますが
これだけでは説明不足です。
眼瞼下垂を考える場合には
上マブタが垂れ下がった時期や
上マブタが垂れ下がった原因と
上マブタの垂れ下がり程度を
併せて分類する必要があります。
この分類により
保険適応の有無や
適切な手術方法が決まってくるので、非常に重要になります。
目次
眼瞼下垂の時期による分類
生まれた段階で下垂がある場合を
先天性眼瞼下垂といいます。
これに対して生まれた後に
何らかの原因で下垂してきたものを
後天性眼瞼下垂といいます。
後天性眼瞼下垂の場合
その原因により、さらに分類されます。
後天性眼瞼下垂の原因による分類
神経系が原因となっている場合や
怪我が原因となる場合もありますが
ほとんどは以下の2つです。
加齢が原因の加齢性眼瞼下垂(老人性眼瞼下垂)と
瞼板から腱膜が緩んでいる(伸びている)ことが原因の
腱膜性眼瞼下垂です。
補足:
実際には、加齢性と腱膜性が同時に存在していることもあるので
厳密に両者を分ける必要はないと思います。
分類については
細かく分類しているところもあります。
眼瞼下垂の分類(慶應大学)
眼瞼下垂の程度
軽度・中度・重度の3種類に
分類されることがよくあります。
この分類は、保険適応が認められるかという問題と関係してきます。
一般論としては
軽度なら保険適応は無理で
重度なら保険適応できるとなります。
ただ、保険適応になるかについては
最終的には診察したドクターが
「病的な」眼瞼下垂と判断するか否かで決まります。
詳しくは、眼瞼下垂手術が保険適応となる基準へ
ここまでのまとめ
覚えておく眼瞼下垂症状の名前。
・先天性眼瞼下垂症
・腱膜性眼瞼下垂症
・加齢性眼瞼下垂症(老人性眼瞼下垂症)
以下、個別に症状の程度や
適切な手術方法の選択を考えます。
次の解説
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眼瞼下垂の解説目次
1-1.
眼瞼下垂とは
1-2.
先天性眼瞼下垂症とは
1-3.
腱膜性眼瞼下垂症とは
1-4.
加齢性眼瞼下垂症とは
2-1.
眼瞼下垂手術が保険適応となる基準
3-1.
眼瞼下垂の手術方法
3-2.
腱膜前転術
3-3.
埋没式の眼瞼下垂手術
4-1.
眼瞼下垂と頭痛・肩こり・不眠
4-2.
眼瞼下垂手術による美容的効果
4-3.
眼瞼下垂のリスクとダウンタイム
5-2.
眼瞼下垂のチェックポイント
二重手術(埋没法、切開法)
眉毛下切開手術
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