加齢性眼瞼下垂症について
目次
加齢性眼瞼下垂とは
加齢性眼瞼下垂とは
加齢により上マブタの皮膚が伸びて
マブタの下垂が生じている症状をいいます。
老人性眼瞼下垂とも呼びます。
典型例で言えば
80歳くらいの人の目です。
目を開いても、上マブタが垂れていて
視界が狭くなっていますよね。
なお、加齢性眼瞼下垂でも
腱膜が緩んでいることもあるので
実際には、加齢性と腱膜性が同時に存在している症状も多いと思われます。
【注意】
実際には、加齢性と腱膜性の厳密な区別はなく
ここでは、説明の便宜上
上マブタの皮膚が伸びている状態を加齢性眼瞼下垂として扱います。
(眼瞼皮膚弛緩症として偽眼瞼下垂に分類されることあり)
加齢性眼瞼下垂の手術方法
タルミがメインの症状であれば
たるんだ皮膚を切除する手術だけで対応も可能です。
二重切開法でタルミを取るか
眉毛下切開法でタルミを取ります。
どちらが良いかは担当医と相談してください。
腱膜の緩みもある場合には
腱膜前転術(皮膚切除込み)など
腱膜固定の手術も必要になります。
場合により、腱膜前転術と眉毛下切開法を
組み合わせる方法も検討します。
保険適応はされるのか?
加齢性眼瞼下垂の場合には
上マブタのたるみによって
視界が狭くなっていることが多いので
保険適応されることが多いと思います。
瞳孔まで皮膚が被っていれば
まず保険適応となるでしょう。
仮に瞳孔まで皮膚が被っていなくても
生活に支障が出ていることをアピールすれば
認めてくれることもあるでしょう。
詳しくは、眼瞼下垂が保険適応となる基準へ
注意点:上マブタは伸びる!
よく見かけます。
アイメークするときに
上マブタを伸ばしている人を。
上マブタを閉じた状態で(あるいは半目状態で)
眉毛を上に引き上げていませんか?
これを毎日毎日やってると
上マブタが確実に伸びます!
上マブタが伸びると
伸びた分だけ老けて見られます。
なるべくでかまいませんが
アイメークするときには
「眉毛を上げない」「皮膚を伸ばさない」ことを
心がけでください。
次の解説
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眼瞼下垂の解説目次
1-1.
眼瞼下垂とは
1-2.
先天性眼瞼下垂症とは
1-3.
腱膜性眼瞼下垂症とは
1-4.
加齢性眼瞼下垂症とは
2-1.
眼瞼下垂手術が保険適応となる基準
3-1.
眼瞼下垂の手術方法
3-2.
腱膜前転術
3-3.
埋没式の眼瞼下垂手術
4-1.
眼瞼下垂と頭痛・肩こり・不眠
4-2.
眼瞼下垂手術による美容的効果
4-3.
眼瞼下垂のリスクとダウンタイム
5-2.
眼瞼下垂のチェックポイント
二重手術(埋没法、切開法)
眉毛下切開手術
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