手術方法
眼瞼挙筋の筋力がほとんど無い場合には
吊り上げ術が候補になり、
(先天性眼瞼下垂症状ページへ)
マブタのたるんだ皮が余っている場合には
二重切開法や眉毛下切開法が候補になります。
(加齢性眼瞼下垂症状ページへ)
ここでは、腱膜と瞼板との結合が緩んでいる
腱膜性眼瞼下垂の手術方法(病気改善目的)と
美容目的で目を大きくする手術を取り上げます。
なお、目的が違っても手術方法は基本的に同じになります。
このページでは総論的な手術方法を説明します。
具体的な手術方法については次ページで説明します。
目次
二重切開法との違い
眼瞼下垂の手術は
二重切開法とは別物の手術です。
イメージとしては
ネジが緩んだ状態のマブタを
メスで切開して
ネジを締めなおすのが
ここで解説する眼瞼下垂手術になります。
ネジを締めることにより
上マブタが上がります。
結果、眼瞼下垂が改善されたり
目の開きが強くなり目力がアップします。
二重切開手術+ネジ締め(腱膜と瞼板の結合など)が
眼瞼下垂改善、目を大きくする手術です。
従って、普通の二重切開手術よりも手間がかかるので
料金は二重切開法よりも高く設定している
クリニックがほとんどです(自由診療の場合)。
ネジ締め(固定)の方法
大きく3つに分けられます。
1:マブタ表面をメス切開して固定する方法
2:マブタ裏側(結膜側)をメス切開して固定する方法
3:マブタ裏側(結膜側)から糸を通して固定する方法
1:マブタ表面メス切開
かつては、眼瞼挙筋の一部を切除してから
固定する方法が主流だったようですが
(その他、挙筋の折りたたみ等)
現時点(2012年)では、
眼瞼挙筋やミュラー筋を切らずに
腱膜を瞼板に固定する方法が
主流になっていると思われます。
(少なくとも形成外科では主流)
詳しくは、腱膜前転術へ
挙筋やミュラー筋の一部切除についてはデメリットが大きく
最近あまり行われていないようなので
カウンセリングで切除になるか確認しておくとよいでしょう。
(今でも必要があって切ることはあります)
なお、マブタ表面をメス切開する場合
マブタにタルミがあれば
余分な皮膚の切除が可能になります。
2:マブタ裏側(結膜側)メス切開
この方法は、マブタ切除できないので
マブタに余分なタルミがある場合には向きません。
マブタ表面にどうしても
切開を入れたくない場合に
検討するくらいの方法。
あまり行われていないようです。
3:マブタ裏側(結膜側)糸固定
針と糸を利用する方法です。
最近、施術する美容クリニックが
増えてきている感じです。
詳しくは、埋没式の眼瞼下垂手術へ
次の解説
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眼瞼下垂の解説目次
1-1.
眼瞼下垂とは
1-2.
先天性眼瞼下垂症とは
1-3.
腱膜性眼瞼下垂症とは
1-4.
加齢性眼瞼下垂症とは
2-1.
眼瞼下垂手術が保険適応となる基準
3-1.
眼瞼下垂の手術方法
3-2.
腱膜前転術
3-3.
埋没式の眼瞼下垂手術
4-1.
眼瞼下垂と頭痛・肩こり・不眠
4-2.
眼瞼下垂手術による美容的効果
4-3.
眼瞼下垂のリスクとダウンタイム
5-2.
眼瞼下垂のチェックポイント
二重手術(埋没法、切開法)
眉毛下切開手術
目の下くま手術の症例写真を見る