眼瞼下垂は、どこに相談すればいいのか?

眼瞼下垂手術は、
形成外科、美容外科、眼科の
3科で手術が可能です。

それぞれの科の特徴をあげて
眼瞼下垂への取り組みを説明します。

目次

1:形成外科とは
2:形成外科での眼瞼下垂の位置づけ
3:美容外科とは
4:美容外科での眼瞼下垂手術
5:眼科での眼瞼下垂手術
6:眼形成外科もある
7:次の解説

形成外科とは

形成外科というのは
メスで切開したり、縫合するのが仕事です。
普通の外科との違いを上げるとすれば
「縫い方が丁寧」ということでしょうか。

眼瞼下垂については
もともと眼瞼下垂手術ブームに火をつけたのが
信州大学の形成外科であり
現在、多くの形成外科は
眼瞼下垂手術に力をいれています。

大学病院や総合病院などでも
詳しくホームページで解説することもあり
力をいれていることが伝わります。

眼瞼下垂手術は、テレビでも
取り上げられることが多いので
どんどん形成外科も有名になってきました。

ちょっと前まで
形成外科と整形外科の違いすら
理解されていなかったことから考えると大きな飛躍です。

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形成外科での眼瞼下垂の位置づけ

形成外科では、基本的に
眼瞼下垂は「病気」という位置づけです。
保険適応の手術ということです。

従って、第一次的には
眼瞼機能の回復が目的となります。

最近は、健康保険を使った手術であっても
美容面にも配慮しますとの記述も増えましたが
それでも限界はあると理解しましょう。

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美容外科とは

分かりにくい話だと思いますが
美容外科には
形成外科出身の美容外科医と
形成外科以外出身の美容外科医がいます。

どちらが良いのかという問題もありますが
結論を言えば、出来る人は
どちらの出身でも出来るということですね。
この話は、このくらいで終了。

では、形成外科と美容外科との違いは何か?
美容外科は主に自由診療ということです。

但し、最近は美容外科でも
眼瞼下垂手術を保険で行うクリニックが増えてきています。
ワキガ保険適応と同じような流れです。

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美容外科での眼瞼下垂手術

最大のメリットとしては
こだわろうと思えば
時間とお金をかけて
こだわることが出来ることです。

選択肢の豊富さもメリットです。
針と糸による埋没式の眼瞼下垂手術や
眉毛下切開、目周辺のリフト術など
総合的な美容の提案が可能となります。

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眼科での眼瞼下垂手術

眼科の場合は
眼瞼下垂手術に対応していない
クリニック・病院も多いです。
(診察はするけど手術は紹介など)

もともと眼科の先生は
皮膚を切ったり縫ったりという手術は、それほどしません。
(白内障は水晶体の手術だし)

ただ最近は、眼科でも
眼瞼下垂手術に対応するクリニックが確実に増えてきています。

なお、一昔前の2009年頃は、
HPに眼瞼下垂に対応していると
記載している眼科は少なかったですね。

記載があったとしても、
炭酸ガスレーザーを使っているとか、どうでもよい内容ばかりでした。
(今でも多いけど)

手術方法についても
現在は、形成外科と同様に
腱膜と瞼板との再固定手術が多いようです。

また、診断方法についても
以前は、眼瞼下垂というのは
瞳孔とマブタの距離が○ミリ未満でなければ
認めないというような意見が多いと思いましたが
これについても現在は
腱膜性眼瞼下垂特有の症状を考慮した
総合的な判断が増えてきているように思えます。

形成外科同様に
機能回復という目的であれば
眼科で眼瞼下垂手術を受けることも問題ないと思います。

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眼形成外科もある

ちなみに、眼科の中には数は少ないですが
眼形成専門の先生もいます。
眼科+形成外科みたいなものなので、その先生に診てもらうのもよいでしょう。

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次の解説

眼瞼下垂のチェックポイント

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眉毛下切開手術

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